竹は山で光を求めて伸びていきます。
さらに山には傾斜があり、その竹が生えた環境によりそれぞれ曲がっています。
あまりにも曲がっていると楽器にしにくいので、まっすぐに伸ばします。
竹は熱を加えると曲げることができます。
本当は炭火が良いのでしょうが、今回はカセットコンロを使ってみました。
竹を曲げるためには専用の道具がありますが、今回は身近にあるものでやってみます。
1)車のジャッキを使ってみる
ネットの情報を参考に、まずは車のジャッキを使ってやってみました。
ロープの輪を二か所作り、炙った竹をセッティングして、曲げたいところをジャッキで押し上げます。
しかし、セッティングに時間がかかり、調整する間に竹が冷めてしまいます。
専用の治具を作るか、作業に慣れればいけるのでしょうが、とりあえず別の方法を模索。
2)シンプルにしてみる
よりシンプルに、一か所の輪と枕木だけにしてみました。
根と反対側を手で抑え込み、いい加減の所でロープで固定しています。
これはナカナカいい感じです。
竹をしっかり炙って、ジワジワ曲げる>また炙る>曲げる、とゆっくり曲げて行ったつもりでしたが・・・
曲がりが強かったため、何度もやっているうちに、竹が焦げた!
さらに、力がかかったところにヒビが…orz
熱したところと熱されてないところの境目位なので、そのあたりに硬さの差があったのか
それとも、他の要因か・・・
もう少し広範囲に、段階的に炙ったほうがいいのかな?
運よく、継ぎのあたりなので、ごまかせるかな?
とりあえず先に進んでみます。
なにせ初めてなもんで、トライ&エラーは織り込み済み!
一人でやる以上は徐々に経験を積んでいくしかないですね。
しかし、購入した竹材でこれをやらかしたら、かなり悲惨ですね。
まぁ、刈って来て油抜きして乾燥させた手間を考えたら、ちょっと泣きたいですが・・・
とりあえず金銭的なダメージは少ないです。
さて、この先は色々工具が必要な工程。
出来るだけ有るもので賄いますが、どこまでやれるやら。・・・
2013年4月30日火曜日
2013年4月29日月曜日
尺八ケースを作る
尺八はまだ借り物ですが、ケースがないと安全に持ち運びできません。
8寸管と6寸管が2本はいるケースをエフェクターケースを使って作りました。
1)スポンジをケースに合わせる。
エフェクターケースは、ショッピングセンターに入っている大手楽器店で購入。
ケースに、ホームセンターで購入した硬質スポンジを敷き詰めます。
左右に少し隙間が空いたので、 上下の切れ端で埋めました。
2)型取り
6寸管、8寸管を配置してみます。
なるべく間のスポンジが薄くならないように配置を工夫してみました。
位置が決まったらマジックで型を写し取ります。
3)カット
硬質スポンジなので、サクサク切れます。
4)完成
楽譜数枚と露きりくらいは入りますので、普段はこれ一つでOK!
写真ではわかりにくいですが、マジックの線が残っていやらしいので
カットの際に線の外側でカットするようにするといいと思います。
そのために、型取りの時はやや内気味に線を引いたほうがいいのですが、
そこまで神経質にならなくても大丈夫だと思います。
ケース3000円
スポンジ680円
合計3680円
作業時間30分。
譜面台まで入ればいいんですが、それはまた必要に迫られたら考えることにします。
2013年4月27日土曜日
尺八を作ってみる(1):竹刈り
竹材店や笛用品店で竹材を売ってはいますが、なかなか良いお値段がします。
そもそもお金がなくて自作をするので、買えるはずもありません。
ということで、竹も自分で採ってくることにしました。
幸い私の住んでいる和歌山には、竹山は沢山あります。
とはいえ、勝手に山に入って竹を掘ってくるというわけにはいきません。
いくつか知人の持ち山に竹を切らせてもらいに行きました。
竹刈りは、水分が少なく、虫も入っていない冬に行います。
昨年12月から今年2月にかけて、3回ほど行ってきました。
篠笛用の竹きりは昔行ったことがありましたが、尺八用は初めてです。
掘り方や寸法などは、たくさんサイトがありますので割愛しますが、
根っこごと掘らないといけないので、かなり重労働です。
しかも、節の間隔が尺八に適した竹となると、数もかなり少なく、
半日歩き回って数本あるかないか、という感じです。
3回の竹刈りで、10数本の竹を掘ってきました。
掘った竹は炭火で炙って油抜きをし、天日で晒したのち3年ほど寝かせて尺八になります。
現在、天日晒しが終わって、室内で保存していますが、3年待ちきれないので
一本試しに作ってみようと思っています。
ブログ始めます。
こんにちは。
以前「工房粋峰 雅楽器製作ブログ」をやっておりましたが、
こちらに引越ししてまいりました。
http://suiho.exblog.jp/
若干モデルチェンジをして、タイトルも「和」楽器としました。
今後しばらくは主に尺八を作っていこうと思います。
社会人になりましても、お金がないのは相変わらずで、自作で何とかならないかと
艱難辛苦しております。
例によって、いつまで続くかわかりませんが、ぼちぼちやってみようと思いますので
よろしくお願いいたします。
以前「工房粋峰 雅楽器製作ブログ」をやっておりましたが、
こちらに引越ししてまいりました。
http://suiho.exblog.jp/
若干モデルチェンジをして、タイトルも「和」楽器としました。
今後しばらくは主に尺八を作っていこうと思います。
社会人になりましても、お金がないのは相変わらずで、自作で何とかならないかと
艱難辛苦しております。
例によって、いつまで続くかわかりませんが、ぼちぼちやってみようと思いますので
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