2013年4月27日土曜日

尺八を作ってみる(1):竹刈り

尺八を作るためには竹が必要です。
竹材店や笛用品店で竹材を売ってはいますが、なかなか良いお値段がします。
そもそもお金がなくて自作をするので、買えるはずもありません。

ということで、竹も自分で採ってくることにしました。

幸い私の住んでいる和歌山には、竹山は沢山あります。
とはいえ、勝手に山に入って竹を掘ってくるというわけにはいきません。

いくつか知人の持ち山に竹を切らせてもらいに行きました。

竹刈りは、水分が少なく、虫も入っていない冬に行います。
昨年12月から今年2月にかけて、3回ほど行ってきました。

篠笛用の竹きりは昔行ったことがありましたが、尺八用は初めてです。

掘り方や寸法などは、たくさんサイトがありますので割愛しますが、
根っこごと掘らないといけないので、かなり重労働です。

しかも、節の間隔が尺八に適した竹となると、数もかなり少なく、
半日歩き回って数本あるかないか、という感じです。

3回の竹刈りで、10数本の竹を掘ってきました。
掘った竹は炭火で炙って油抜きをし、天日で晒したのち3年ほど寝かせて尺八になります。

現在、天日晒しが終わって、室内で保存していますが、3年待ちきれないので
一本試しに作ってみようと思っています。

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