久々の更新です。けして一本出来たので満足したのではないですよ!
この間に二本目の8寸管を製作しました。
竹は相変わらず、今年の頭に刈って来た竹です。
それしかないもので、それで作ります!
二本目の製作途中、手孔を開けるときに見事に割れが入ってしまいました。
一本目も割れたので、気を付けてゆっくりしたのにもかかわらずです。
原因は
1)下穴がまだ不十分だった。
2)そもそも割れやすい竹だった。
などが考えられます。
というのも、思い返せば零号機は上管の穴を開けたときにパッキリと割れました。
それに比べて下管は軽傷だったのですが、ナイフで削るときに上下で明らかに竹の質が違いました。
というのも、下管に当たる部分は、矯め直しの時にかなり炙ったので、水気がほぼ抜けていました。
もし、それが関係するのであれば、今回の竹は真っ直ぐだったため全く炙っていないことが、
ここまでしっかり割れた原因とも考えられます。
そもそもこの竹は、乾燥中すでに根節のまわりに細かい亀裂が入っていました。
手孔を開けた後にも、新たなひびが入ったりしていることからも、そもそも割れやすい竹だったのかもしれません。
おそらく、竹の水分含有量が関係していると思いますが、それがどの時点での水分なのかが気になります。
切った時の水分なのか、乾燥中の水分なのか・・・
全く同じときに切って同じように置いておいた竹にも、割れるものと割れないものがあるようで
中々難しいものですね。
しかし、中継ぎには割れ止めの糸を巻いていましたが、全然役立ってませんね。
もっとしっかりした巻にしないといけないのかな?
これからもトライ&エラーで考察を続けたいと思います。
自分で吹く分には割れていても問題ないので、糸を巻いて割れ止めにしました。
使った糸は釣り用のPEラインという丈夫な糸です。
とりあえず7か所巻いてみました。
まだ、塗る前なのでカラフルですが、この後漆を塗るとそれっぽく見えました。
巻いた後、割れ目には瞬間接着剤を垂らしているのですが、割れるところはそれでも接着したすぐ横が剥がれるように割れます。
これを抑え込む方法があるのか、もう仕方がないのか…
PEは伸びない糸なので、締め付けが緩いのかもしれません。
ナイロンでも試してみないといけませんね。
いろいろやってみると、いろいろわかって面白いです!